豪政府観光局(TA)が2月20日に発表した統計によると、2017年にオーストラリアを訪れた外国人の数は前年比6.5%増の881万800人となり、16年に続いて過去最高を更新した。国・地域別では、2位の中国が12.2%増の135万5,500人と大幅に伸び、1位の隣国ニュージーランド(135万6,400人)とほぼ肩を並べた。中国、香港、台湾の中華圏は、いずれも2ケタの高い伸びを記録した。
日本は4.0%増の43万4,600人と堅調に伸びて5位。回復傾向がより鮮明になった。TAは、時差の少なさ、治安の良さ、自然の豊かさ、食文化の魅力の訴求などが増加につながっていると分析。日本航空の成田―メルボルン線、カンタス航空の関空―シドニー線などの供給拡大も追い風になっていると指摘した。TAは20年までに日本人訪問者数を70万人に増やすとの目標を掲げている。
2017年の訪問者数トップ10 | |||
順位 | 国・地域 | (人) | 前年比 |
1 | ニュージーランド | 135万6,400 | 0.8% |
2 | 中国 | 135万5,500 | 12.2% |
3 | 米国 | 78万1,000 | 9.0% |
4 | 英国 | 73万1,900 | 2.3% |
5 | 日本 | 43万4,600 | 4.0% |
6 | シンガポール | 43万4,400 | 1.1% |
7 | マレーシア | 39万6,400 | 1.6% |
8 | インド | 30万2,200 | 15.2% |
9 | 韓国 | 30万1,800 | 7.7% |
10 | 香港 | 28万2,100 | 13.8% |
出典:豪政府観光局
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