2021年7月28日水曜日

オーストラリアの各地でロックダウンに対する抗議デモ

 2021年7月25日にシドニー、メルボルン、ブリスベンで、規制強化に反対するデモが行われました。シドニーでは中心部のタウンホール周辺には、約3,500人の参加者が6月26日より実施されているロックダウンに反対する抗議運動を行いました。

デモは規制措置を無視する形で数時間にわたって行われ、一部の参加者は警官隊と衝突もみられ、100人近くが罰金を科せられ、57人が逮捕されました。

厳しい規制措置やワクチン確保・接種の遅れに対し、オーストラリア市民の間では連邦・州政府に対する不満の声が高まってきています。

やはり、デルタ株は強力なのかもしれません。

2021年7月16日金曜日

旅行会社様。個人で海外旅行をお考えの方々へ・・

 

オーストラリア・ニュージーランド専門の現地手配会社、アズウェイの現地感覚

あくまで、個人的発言なので、本筋のみご理解ください。

 

コロナが日本と違い、数名が罹ると町をロックダウンや州をまたいでの移動禁止、陽性者の厳格なる管理するオーストラリア、日本がいい加減すぎるのか?オーストラリアが潔癖かはわかりませんが、通常でも衛生管理や法律を守る、人を守る意識の強い国です。

即ち、海外旅行者を受け入れる場合は入国後、日本やアジア、EUなどより安全な対策を講じている親日的な国とおもいます。

 

今後の訪豪に注意する事

現在、オーストラリア国民の国内旅行は順調です。世界からの訪問が来てませんがホテルなどは大筋順調、レストランやカジノなども問題なし、但し、オプショナルツアーは現地民なので観光客相手のツアーや市内観光などの暇なところも・・

観光地でのレンタカーやキャンピングカーは配車が間に合わないところも・・

 

一時は落ち着いておりコロナ対策の優等生だったオーストラリアは現在はデルタ株の侵入でかなりの混乱です。
NSW州は現在ロックダウン中ですがロックダウン中にもかかわらず感染者が増えており

最大5週間続くもよう。また規制がかなり厳しくなっています。
例:ロックダウン中でも休めない職種の人で感染多発地区は3日に1度検査しないといけないとか。そして先日メルボルンで11名の感染が確認され本日からVICも5日間のロックダウンになりました。
各州は感染が特にひどいNSW州からの州境を閉ざしており、州間移動は困難となっています。

ワクチンの接種率が低いのと日本と同じと言うか世界中 デルタ株の対応遅れが心配です

 

先日、首相より発表された国境開放プランですが、こちらにいる業界関係者の読みとしては
フェーズ2にあたる留学や商用などの査証所持でワクチン接種の少人数への入国開始は早くても来年の初旬(1-3月)程度ではないか。そしてそれが拡大するフェーズ3は来年の中旬(6月くらい)ではないかと言われています。最終的なフェーズ4(ワクチン接種および陰性者の無制限入国)は2023年になるのではと言われています。よってもし来年の中旬以降でフェーズ3で状況が緩和されても、少なくてもワクチン接種やetasでない査証が必要かもしれませんのでそうなると一般の観光旅行や語学研修がどうなるか未知数です。

 

さてここで問題になるのは、日本語ガイド、日本語ドライバーガイドの不足、日本語ホテルマネージャーの不足・・これはさすがに2年以上仕事がないので、廃業や縮小でオプショナルツアー会社を含み続いてます。

フリーのガイドさんはベテランで年配なほど生活のためというより好きでやっている人が多いので、戻ってくるのではと思います。ただどこかに雇用されていたガイドさんは戻ってこないかもしれません。(特にオプショナルツアーのガイドさんとか)あとJSDGも同様でもともと少なかったのでさらに減ると思います。
あと車両をどこの会社も処分していますので、稼働できる車両が少ないです。
ちなみにレンタカーが足りないのもレンタカー会社がかなり処分してしまっている理由も多いです。
また世界的に車の生産が滞っているので、新車がだいたい3か月待ちとかになっています。

現地を熟知している日本語ガイドの不足などが考えられますのでお早めの手配を・・

 

また、日本の旅行会社様に於かれましても、日本政府が飲食店や国内施設業者への助成や補償や活性化もコントロールできていないので、日本で海外渡航をサポートする海外部門の廃止、大幅な縮小などもご存じと思います。

 

上記2つの点から、修学旅行や各種団体、テクニカルビジネス、個人旅行でも各部署でのベテラン不足から、思いもしないミスや不愉快な想い、無理なスケジュールなど・・・が怖いと思います。

 

日系インバウンドの人的リソース不足はかなり影響でると思われ、特に繁忙時期や団体などもし旅行者が集中した場合はうまくコントロールできるのか不安です。
ゴールドコースト、ブリスベンエリアは地元なのでまだましですが、他都市は手探り状態になるのではと思います。よってできるだけゴールドコーストエリアに集中できればいいのですが。

弊社は幸い、少人数の零細で、オーストラリアの30年以上の居住権のあるスタッフですので、丁寧にコンサルしたいと思いますので、訪豪のご予定やお考えがありましたらお早めにお願いします・

 

ホテルもスタッフ減らしてDX化すすめていますので、今までのコントラクト料金でなく
ダイナミックレートに方針を変えています。

よってFITマーケットのOTA化はますます進むので、ある程度のFITマーケットはもう旅行会社は
不要になってくるのではと思います。なので航空券やホテルは自分で予約してもらい、オンラインでできない送迎など含む日本語サポートサービスなどはまだ需要はあるのではと思います。

今後はアズウェイはもともとそうでしたけどより団体や語研などの目的型に特化することになるのではと思います。
ちなみに欧米の旅行者も個人は自分で手配をやりますが団体はやはり旅行会社を通して手配しています。
日本もそのようなスタイルになっていくのではと思います。

 

余談

旅のやり方が従来と異なり、日本でも盛んになりつつと聞いてますが、グランピング(テントなど野外個室)BBQ、キャンピングカーなど・・元々、キャンプ大好きなオーストラリア

ゴールドコーストからキャンピングカーの周遊は??

初日、ブリスベン、ゴールドコースト空港から市内ホテルに日本語送迎プラス長めのキャンピングカーのコースのアドバイスや見どころなど現地情報やキャンピングカーのレンタル補助、ツアー中の遠隔電話になりますが、事故などの緊急対応なども大学生やファミリーなどご検討されてまいかがですか??

2021年7月7日水曜日

スコット・モリソン発表 正確には英文で

 少し間違っていたらごめんなさい

正文は英語で・・・

7月2日に首相のスコット・モリソンが今後の対応プランを4段階にすると発表しました。けっこう長いのですが、在ブリスベン日本国総領事館が和文にしてくれたものをリリースしたのでそれをそのままコピペしてみたいと思います。

正直なところ具体的な数値目標や時期設定は明らかにしませんでしたので少しモヤモヤ感がありますが、少し前進というところです。

でも日本から旅行に行けるのは本年中は厳しいのではという見方が大勢です。

 

以下転載

 

●7月2日に開催された国家内閣(National Cabinet)において、国家内閣は、豪州のコロナ対応を移行していくため、ワクチン接種の状況に応じて4段階で構成される国家計画を策定し、各段階への移行は今後示されるワクチン接種規準値の達成によって判断されるという原則に合意しました。
●国家内閣は、現在の到着者数の上限を、一時的に50%削減することに合意しました。
●連邦保健大臣が、COVIDワクチン接種の副反応による被害補償・医療従事者免責制度創設について発表しました。

7月2日(金)に開催された国家内閣(National Cabinet)において、国家内閣は、全豪のコロナ対応を、現在のワクチン接種が行き渡る前のものから、ワクチン接種完了後のものに移行させていくため、4段階で構成される国家計画を策定し、各段階への移行は今後示されるワクチン接種規準値の達成によって判断されるという原則に合意しました。
国家内閣後に発表されたモリソン首相メディア・ステートメント原文については以下のURLをご覧ください。
https://www.pm.gov.au/media/national-cabinet-statement-6

1 全豪のコロナ対応を移行していく為の国家計画(National Plan to transition Australia's National COVID Response)における各4段階の主な内容
(原図(英文): https://www.pm.gov.au/sites/default/files/media/national-plan-to-transition-australias-national-covid-19-response-july-2021.pdf )
A 現在の段階(Current Phase)-ワクチンを接種し、準備し、そして試行する
○市中感染を最小限に抑える目的でウイルスの抑制を継続:必要数の適切なワクチンをできるだけ早く接種する機会を提供するために、ワクチン接種計画を実行する;外出制限措置(lockdown)は最後の手段としてのみ執られる。
B ワクチン接種完了後の段階(Post Vaccination Phase)
○COVID-19に伴う重篤な病気及び入院から死に至る状況を最小限に抑えるよう努める:外出制限措置や州境制限等において、ワクチン接種済み住民への制限を緩和する;入院から死に至る状況の拡大を防ぐためという極限的な状況においてのみ、外出制限措置を執る。
C 統合段階(Consolidation Phase)
○他の感染症に対する公衆衛生上の管理と同様に、COVID-19を管理する:外出制限措置は執らない;ワクチン接種済み住民を、国内の全ての制限から免除する;ワクチン接種済み帰国者数の上限を廃止する。
D 最終段階(Final Phase)
○他の感染症に対する公衆衛生上の管理と同様に、COVID-19を管理する:ワクチン接種済みのすべての到着者に対する受入れ数制限を撤廃し、隔離なしでの入国を認める;搭乗前及び到着時感染検査(陰性)を条件に、ワクチン未接種者の受入れ数制限なしの入国を認める。
本国家計画の詳細(日本語)については以下のURLをご覧下さい。
https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/downloads/cvirus06072021_02attachment.pdf

2 国際旅客の到着上限
(1)国家内閣は、デルタ株ウイルスによるリスクの高まりを踏まえ、隔離施設への負担増大を軽減するため、国際線乗客到着数を、現在の上限から一時的に50%削減することに合意した。合意内容は以下のとおり。
 ○7月14日(水)の午前0時01分までに開始し、8月31日まで継続する。
 ○8月末までに国家内閣がレビューし、その後も本年末まで定期的にレビューする。
(2)国家内閣は、引き続き帰国する豪州人が優先されることが本件合意内容に含まれることについて、意見の一致を見た。

3 COVID-19ワクチン接種の副反応による被害補償制度創設
 7月2日、連邦保健省は、COVID-19ワクチン接種の副反応に対する被害も補償し、同時に医療従事者を免責する制度を設ける旨のプレスリリースを発表しました。制度の詳細は今後発表される見込みです。同プレスリリース(英文のみ)については以下をご覧ください。
https://www.health.gov.au/ministers/the-hon-greg-hunt-mp/media/covid-19-indemnity-scheme-to-protect-health-professionals-and-patients

4 豪州における新型コロナウイルス関連の政策等については、以下の連邦政府及びクイーンズランド(QLD)州政府の関連HP等をご覧下さい(一部日本語あり)。
○連邦政府COVID-19専用サイト
https://www.australia.gov.au/
○連邦内務省COVID-19関連サイト
https://covid19.homeaffairs.gov.au/
○連邦内務省COVID-19関連サイト(日本語)
https://covid19inlanguage.homeaffairs.gov.au/ja
○連邦保健省COVID-19関連サイト
https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert
○連邦保健省ホームページ(COVID-19ワクチン情報)(英語)
https://www.health.gov.au/initiatives-and-programs/covid-19-vaccines
○連邦保健省ホームページ(COVID-19ワクチン情報)(日本語)
https://www.health.gov.au/node/18257
○QLD州政府 COVID-19専用サイト
https://www.covid19.qld.gov.au/
○ QLD州政府 COVID-19 ワクチンに関する総合ページ
https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19/protect-yourself-others/covid-19-vaccine
○QLD州におけるワクチン接種計画(Queensland Rollout)
https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19/protect-yourself-others/covid-19-vaccine/rollout