2022年1月27日木曜日

オーストラリア / 「新型コロナウイルス」に関する最新情報

 オーストラリアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、各州の状況をお知らせいたします。


■ オーストラリア各州で実施されている州境制限
下記はオーストラリア国内間の移動に関する州境移動の制限に関する情報です。
オーストラリアでは、各州の州政府が強い権限を持っており、州境の閉鎖、制限に関する権限も各州の政府がもっています。
保守連合が与党のオーストラリア連邦政府とニューサウスウェールズ州政府は、州間移動の制限に否定的ですが、その他の州、特に労働党が与党となっているクイーンズランド州、西オーストラリア州は、現在もコロナゼロ戦略を維持し、厳しい州境移動の制限を継続しています。

◎ ニューサウスウェールズ州 (シドニーなど)
全ての州からのニューサウスウェールズ州への入州を許可。
オンライン登録なし。

◎ ビクトリア州 (メルボルンなど)
全ての州からのビクトリア州への入州を許可。
オンライン登録なし。

◎ クイーンズランド州 (ゴールドコースト、ケアンズなど)
* 入州証(Queensland Entry Pass)の登録を入州3日前までに行うこと。
* ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、オーストラリア首都特別地域など --- ホットスポット
 ワクチン接種を完了し、出発72時間以内の陰性証明書、クイーンズランド州到着5日目に
 検査を受けることで入州を許可。
* ホットスポットに該当しない州・地域からの入州を許可

〔クイーンズランド州政府指定制限エリア / ホットスポット〕
 https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19/current-status/hotspots-covid-19

◎ 西オーストラリア州 (パースなど)
オーストラリア全州が最高リスクに該当。
事前許可要。許可された場合、州政府指定宿泊場所での14日間の検疫。

〔西オーストラリア州政府指定制限エリア〕
 https://www.wa.gov.au/organisation/covid-communications/covid-19-coronavirus-controlled-interstate-border?1

◎ 南オーストラリア州 (アデレードなど)
* ワクチン接種完了者の入州を許可。12歳2ヵ月以上の未ワクチン接種者は入州不可。
* 陸路州間高速道路で入州の場合は、オンライン登録要。

〔南オーストラリア州政府指定制限エリア〕
 https://www.covid-19.sa.gov.au/restrictions-and-responsibilities/travel-restrictions#sa

◎ タスマニア州 (ホバートなど)
* 入州の7日前までに全ての入州者はオンライン登録要。
* オーストラリア全州がハイリスク地域に該当 --- 出発72時間以内の陰性証明書
* その他の低リスク地域 --- ワクチン接種完了者はオンライン登録のみで入州許可
* 12歳2ヵ月以上の未ワクチン接種者は入州の許可の取得が必要。

〔タスマニア州指定リスク地域・施設〕
 https://coronavirus.tas.gov.au/travellers-and-visitors/coming-to-tasmania/travel-alert

◎ ノーザンテリトリー準州 (エアーズロック、ダーウィンなど)
* ワクチン接収完了者は、入州72時間以内の陰性証明書、7日以内のオンライン申請、
 G2GアプリとThe Territory Check-inアプリのインストールを条件に入州を許可。
* 入州後24時間ごとに迅速抗原検査を実施すること。

◎ オーストラリア首都特別地域 (キャンベラ)
全ての州からのオーストラリア首都特別地域への入州を許可。
オンライン登録なし。

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■ オーストラリア国内感染者数
1月22日時点のオーストラリア国内の新型コロナウイルスの感染者数は以下の通りです。

* オーストラリア現感染者数: 458,863名
 (ACT=5,464、NSW=259,350、NT=3,938、QLD=83,306、SA=33,892、TAS=1,160、
  VIC=68,675、WA=78)

※オーストラリア政府保険局 コロナウィルスの現況と症例者数
 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

以上、ご注意ください。

2022年1月21日金曜日

2022年1月特別号 クイーンズランドは日本人渡航者の受け入れ再開!

 クイーンズランド州では、2022年1月22日(土)から海外渡航者の受け入れを再開します。オーストラリアへの入国条件を満たし、ワクチン2回接種済みでクイーンズランド州を訪れる渡航者は、隔離無しで入境することが出来るようになります。以下の条件をご確認ください。

  • オーストラリアでは、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポールを安全渡航ゾーンと指定しており、これらの国々からの渡航者については、ワクチン2回接種済みであれば隔離無しで入国出来ることになっています。
  • ワクチン2回接種済みで、対象となる国、地域からのワーキングホリデー滞在者および学生は、該当するビザを取得していれば隔離無しで入国することが出来ます
  • ワクチン2回接種済みのオーストラリア国民、永住権保持者および近親の家族は、全ての海外の国、地域からオーストラリアに渡航する場合、到着後は隔離無しで入国出来ます。
  • オーストラリア到着の際に必要な条件を満たしている、ワクチン2回接種済みの旅行者は、クイーンズランド州到着時に隔離滞在をする必要ありません。
  • ワクチン未接種の海外渡航者がクイーンズランド州に到着した際には、引き続き隔離滞在が必要となります。
  • 他の州の入境条件と同様に、ワクチン2回接種済みの海外渡航者はクイーンズランド州到着後24時間以内に、新型コロナウイルスの検査(迅速抗原検査も可)を受ける必要があります。

クイーンズランド州政府観光局CEOリアン・コディントンは「クイーンズランド州の観光およびイベント産業では、日本のみなさんに再びお越しいただける日を心待ちにしております」と述べています。

「これまでの2年間は、世界中の人々にとって非常につらい時期でした。ですので、日本のみなさんに再びクイーンズラン州にお越しいただいて、クイーンズランドのおもてなし、風光明媚な観光名所、世界的にも有名なイベントの数々、自然、野生動物に文化を体験いただける日を心より待ち望んでいます。」

特にワーキングホリデーや学生のビザで世界中からクイーンズランド州にお越しになる方々には、州の観光およびイベント産業で仕事をしたり、世界でも稀にみる環境の中で学んでいただくことが出来ます。」

「海外渡航の規制が徐々に緩和されている中で、世界でも有数の観光地であるクイーンズランドで再び旅行者を迎えられるということは、まさに一歩前進と言えます。」

2019年には海外から270万人以上がクイーンズランド州を訪れ、中でも多くの方が訪れた州都ブリスベンを始め、ゴールドコースト、サンシャインコースト、ケアンズ、グレートバリアリーフ、ウィットサンデー地域は世界的にも有名な観光地となっています。

関連情報:

• 海外渡航者がオーストラリアに入国する際に必要な条件は、オーストラリア内務省のホームページをご覧ください。

• その上で、クイーンズランド州の入境条件が満たされなければなりません。公衆衛生上の指針が1月22日(土)午前0時に公表されると、イーンズランド州保健省のホームページにその詳細が掲載されます

• クイーンズランド州到着後、訪問者は、建物に入る際のマスク着用やワクチン接種証明の提示など、現在定められている公衆衛生上の措置を遵守しなければなりません。クイーンズランド州内の規制内容についてはこちらをご覧ください。

• オーストラリアの州、準州の中には、他州からの入境の際に必要な条件を設けているところがあるので、旅行中に州間を移動する際には、訪問する州の条件を確認するようにしてください。