2022年5月27日金曜日

日本における水際対策措置(6月1日以降の水際措置の見直し)(COVID-19関連)

 【ポイント】

●入国時検査及び入国後待機期間について、入国前に滞在した国・地域が「赤」・「黄」・「青」の3つに区分され、指定区分に応じた措置が適用されます。
●オーストラリアは「青」区分に指定されました。6月1日(水)午前0時(日本時間)以降、オーストラリアからの帰国者・入国者は、ワクチン接種の有無によらず、入国時検査及び入国後の自宅等待機は求められません。
●なお、出国72時間以内に実施した検査による陰性証明書の提出は引き続き必要です。

【本分】
1 「水際対策強化に係る新たな措置(28)」に基づき、6月以降の入国時検査及び入国後待機期間について、入国前に滞在した国・地域が「赤」・「黄」・「青」の3つに区分され、指定区分に応じた以下の措置が適用されます。
(1)「赤」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、入国時検査を実施した上で、検疫所が確保する宿泊施設での3日間待機を求め、宿泊施設で受けた検査の結果が陰性であれば、退所後の自宅等待機を求めないこととします。このうち、ワクチン3回目接種者については、宿泊施設での待機に代えて、原則7日間の自宅等待機を求めることとし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。
(2)「黄」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、入国時検査を実施した上で、原則7日間の自宅等待機を求めることとし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。このうち、ワクチン3回目接種者については、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機を求めないこととします。
(3)「青」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、ワクチン接種の有無によらず、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機を求めないこととします。

詳細は以下のURL(一部の国・地域からの入国者に対する入国時検査の免除等)を御参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdf2/0520_28.pdf

(※)要件を満たすワクチン接種証明書の詳細は、以下のURL(厚生労働省ホームページ:入国後の自宅等待機期間の変更等について)を御参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html

2 5月26日、オーストラリアについては、「青」区分に指定されました。6月1日(水)午前0時(日本時間)以降にオーストラリアから日本に帰国・入国する方は上記1(3)の措置が適用されます。5月31日(火)にオーストラリアを出発し、6月1日(水)に日本に到着する場合は、本件措置の対象となります。

御参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

3 なお、出国72時間以内に実施した検査による陰性証明書の提出は引き続き必要です。

4 その他参考となる連絡先
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化)
日本国内から:0120−565−653
海外から:+81−3−3595−2176(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)
○出入国在留管理庁(入国拒否、日本への再入国)
電話:(代表)03−3580−4111(内線4446,4447)
○外国人在留支援センター内外務省ビザ・インフォメーション(ビザ)
日本国内から:電話:0570−011000(ナビダイヤル:案内に従い、日本語の「1」を選んだ後、「5」を押してください。
海外から:+81−3−5363−3013

(メール発信者)
在オーストラリア日本国大使館領事部

「ワクワク大陸」オーストラリア、完全回復へ現地は準備着々、日本市場に期待も

 トラベルビジョン発

オーストラリアは日常を取り戻し、旅行観光産業のリカバリーに全力を注いでいる。一時期は「要塞」と表現されるほどの厳しい入国制限を敷いていた同国だが、昨年11月からは大幅に要件を緩和。この5月15日から18日にかけては、旅行商談会「Australian Tourism Exchange(ATE)」を3年ぶりに対面式で開催した。コロナ禍の今後の動向には不確定要素もあるが、そうしたなかで日本市場での観光マーケティングに携わる関係者が現況をどう分析し今後どのように活動していく方針かまとめた。

オーストラリア政府観光局(TA)は日本を含む15ヶ国を重点市場に指定しており、コロナ後も引き続き積極的に活動していく計画。4月には日本市場で13年ぶりとなる大型のキャンペーン「ワクワク大陸、いよいよ再開。」を始動し、新聞広告や屋外広告、デジタル広告を組み合わせて同国の開国と魅力を強くアピールしている。(同キャンペーンの概要や活動方針はこちら

旅行者・座席は来年にも完全回復か

 今回のATE取材に合わせてトラベルビジョンではTAに加えて日本市場に担当者を置いているニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局、クイーンズランド州政府観光局、ビクトリア州政府観光局、西オーストラリア州政府観光局、ノーザンテリトリー政府観光局、ケアンズ観光局、ゴールドコースト観光局の8団体にアンケートを実施。

 まず日本人旅行者数が2019年水準を回復する時期について、「2022年下期」「2023年上期」「2023年下期」「2024年以降」を選択肢として聞いた質問では、22年下期はゼロだったものの、23年上期は2団体、同下期も3団体となり、過半数が遅くとも23年末までの回復を予想した(下表参照)。

 例えば西オーストラリア州は2019年下期に全日空(NH)がパース線のデイリー運航を開始して大きく人数が増えていた経緯があり、現時点では来年上期と見るもののパース線が早期に復便すれば年内の完全回復もあり得ると期待している。

 また、座席供給量の回復見通しについても聞いたところ、人数と同様年内の回復を予想する団体はなかったが、4団体が23年上期と回答。次いで同下期が2団体、24年以降が2団体だった。

日本人旅行者数/座席数が2019年水準に戻ると予想するのは



旅行者数座席数
オーストラリア政府観光局2024年以降2024年以降
ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局2023年下期2023年上期
クイーンズランド州政府観光局2024年以降2023年下期
ビクトリア州政府観光局2024年以降2024年以降
西オーストラリア州政府観光局2023年上期2023年上期
ノーザンテリトリー政府観光局2023年上期2023年上期
ケアンズ観光局2023年下期2023年上期
ゴールドコースト観光局2023年下期2023年下期

日本市場向け予算も増加傾向、路線回復に期待

 オーストラリアでは7月から会計年度が新しくなるため、アンケートでは7月からの日本市場向け予算の増減についても質問。横ばいが決定しているのが2団体、未定が1団体となったが、それ以外は増額が決定または予想されている状況で、これからのリカバリー期において日本市場が引き続き重要視されていることが分かる。

2022年度(2022年7月~2023年6月)の日本市場向け予算は

状況
オーストラリア政府観光局増加決定
ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局未定
クイーンズランド州政府観光局増加予想
ビクトリア州政府観光局増加予想
西オーストラリア州政府観光局横ばい決定
ノーザンテリトリー政府観光局横ばい決定
ケアンズ観光局増加決定
ゴールドコースト観光局増加予想

 例えばクイーンズランド州では、州全体として今後3年間で2億豪ドル(約180億円)を国際線路線網の再構築に投じることを決めているが、日本でもこの予算の一部を受けて既存路線の需要増と新規路線の誘致に取り組んでいく方針。また西オーストラリア州も、路線再開が決まれば予算増額が見えている。

 さらにゴールドコーストでも、「日本マーケットはコロナ前の5年に渡って毎年訪問者数が増加したNo.3のマーケット」だったが、コロナ後の回復に向けて「さらに期待も位置づけも高く」なったとしている。


リカバリーに向けた取り組みでは、冒頭で触れた通りTAが大型のキャンペーンを開始しているほか、今年後半にはグローバルで新ブランドキャンペーンの立ち上げも予定している。

 また、ケアンズではすでにこの4月に観光大使を任命したほか、メタサーチや旅行ウェブメディアとのプロモーションも計画している。

 西オーストラリア州でも、これまでの直行便再開に向けた認知度維持・向上の施策に加えて、国境再開とともに商品の販売を再開した、または再開の意思のある旅行会社に対して販売促進策を準備。

 このほかクイーンズランド州は早期のFAMツアー実施が必須と回答し、年内に販売店を対象に積極的に開催していく方針を説明。ビクトリア州は「現時点ではまだ未定」としつつ、コロナ禍の2年でデスティネーションとしての求心力低下を解消していく必要があると指摘している。

 一方、一足先にリカバリーの予兆を回答したのはゴールドコーストで、コロナ禍でも「ロックダウンなどが他都市と比べ極端に短かったため、すでに国内需要が早い段階で戻ったことですでに観光素材がフルオープン」していることもあり、留学生やワーキングホリデーが戻りはじめているところ。今後は、SNSなどを通した情報発信や夏休み以降のキャンペーンに力を入れるほか、一人旅、旅慣れた富裕層、VFR、リピーター、添乗員付き小グループなどセグメントごとの需要喚起策も検討している。

コロナ禍や燃料価格高騰、円安など影響は

広大な土地を生かした多様な屋外アクティビティが揃うのもオーストラリアの特徴の一つ

 コロナ前後での変化について聞いた質問では、ノーザンテリトリーが「大自然のアトラクションや特別感のある施設でのノーザンテリトリーでしか体験できない新しい旅行スタイル」を提案し、日本市場での競争力向上を目指すと回答。同様にケアンズも、広い空間や大自然、直行便など感染症に対する安心感をアピールする方針だ。

 また西オーストラリア州は、ワイルドフラワーによるシニア層の取り込みや修学旅行、語学研修など従来の取り組みのほか、コロナとは無関係ながら燃油サーチャージの値上がりや円安傾向から、富裕層FITに対しパースやロットネスト島でのラグジュアリーホテルやグランピング施設の宿泊を具体的にイメージ可能なかたちで訴えていく方針を説明。なお、ハイバリュートラベラー(HVT)への取り組み強化は、TAやゴールドコーストも言及している。

 さらに、流通面でもクイーンズランド州はOTAとの取り組み強化を表明。またケアンズも流通チャネルの多様化や「B2C、B2B2Cの強化」が重要とし、この意図については「海外旅行に行く際に『ケアンズ&グレートバリアリーフ』が選択肢の候補に入っていない。消費者にストーリーや魅力を直接届ける必要性を感じている」と答えている。

最大の課題は入国手続き

ETAとDPDアプリ

 今後の課題については、やはり出入国の手続きなどの障壁を指摘する意見が多数。例えばビクトリア州は「日本帰国時の規制」としたほか、ケアンズも「英語のアプリのみ対応のETA(Electronic Travel Authority)、英語のアプリとWebのみ対応のDPD(Digital Passenger Declaration)など手続き面での日本語サポートの向上が必要」と回答した。

 このほか日本側の入国制限については、日本側の開国が遅れることで現地側からの期待も下がるとの危機感も聞かれた。また、これは以前からの課題だが、旅行業界側の知識向上を求める声もあった。

各地で開発続々、新プロダクトを追い風に

 コロナ後の回復に向けて期待の新プロダクトについては、各団体が活発な再開発を列挙しており、例えばゴールドコーストはゴールドコースト空港に新ターミナルがオープン予定であるなど「コロナ禍も多額の費用を投資してディスティネーション開発を継続」しているところ。

 同様に西オーストラリア州でも空港アクセス鉄道が完成したほか、ホテルも今年中に18年比で4000室増する計画だ。ホテルについては、ケアンズも1000室以上の増加を紹介したほか、ノーザンテリトリーでも「ラグジュアリーロッジやグランピングなど自然の中でのプライベート感ある宿泊施設」が増えているところで、今後増加すると見るFITや少人数グループにアピール。

 このほか、TAではサステナビリティや先住民族文化をテーマとした観光プロダクトにも力を入れていきたい考えを回答している。


2022年5月25日水曜日

日本航空(JAL)がメルボルン・成田線を9月1日から週3便で運航と発表

 

在オーストラリア日本国大使館 発

【ポイント】
●5月24日、日本航空は、メルボルン・成田線を9月1日から週3便に増便して運航する旨発表しました。
●現在、日本への直行便の多くが運休を継続している状況であり、帰国を予定されている方や急な帰国の可能性のある方は、直行便の運航状況に引き続き注意を払うようにしてください。

【本文】
5月24日、日本航空は、メルボルン・成田線を9月1日から週3便に増便して運航する旨発表しました。
現在、日本への直行便の多くが運休を継続している状況であり、帰国を予定されている方や急な帰国の可能性のある方は、直行便の運航状況に引き続き注意を払うようにしてください。
現時点の各社の運航及び運休状況は以下のとおりです。

1 全日空(ANA)
(1)シドニー・羽田線
シドニー発の便(NH880)は、7月1日(金)まで週5便(日曜日、月曜日、火曜日、木曜日、金曜日)で運航、7月2日(土)から10月30日(日)まで週7便で運航される予定です。
羽田発の便(NH879)は、6月30日(木)まで週5便(日曜日、月曜日、水曜日、木曜日、土曜日)で運航、7月1日(金)から10月29日(土)まで週7便で運航される予定です。
2020年3月29日(日)に開設が予定されていたシドニー・羽田線(NH889/890)の開設時期は、未定です。
また、それ以降の運航予定については発表されておらず、減便や運休の可能性があります。
(2)パース・成田線
10月29日(土)発の便まで運休される予定です。
また、それ以降の運航予定については発表されておらず、減便や運休の可能性があります。
最新の運航情報は、以下の同社サイトをご確認ください。
○全日空ウェブサイト
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202205/20220517-2.html
なお、全日空は、同社の名前を使用するなりすましメールへの注意を呼びかけており、ご注意ください。
また、運航にあたり、感染拡大を予防するため、以下の取り組みを行っておりますので、ご確認ください。
○全日空ウェブサイト(なりすましメールにご注意ください)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/information006/
○全日空ウェブサイト(感染拡大を予防する取り組み)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200502/

2 日本航空(JAL)
(1)シドニー・羽田線
シドニー発の便は、6月30日(木)まで週3便(火曜日、木曜日、土曜日)で運航、7月1日(金)から7月31日(日)まで週5便(日曜日、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日)で運航、8月1日(月)から9月30日(金)まで週5便(日曜日、月曜日、火曜日、木曜日、土曜日)で運航される予定です。
羽田発の便は、6月30日(木)まで週3便(日曜日、火曜日、木曜日)で運航、7月1日(金)から7月31日(日)まで週5便(日曜日、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日)で運航、8月1日(月)から9月30日(金)まで週5便(日曜日、月曜日、水曜日、金曜日、土曜日)で運航される予定です。
また、それ以降の運航予定については発表されておらず、減便や運休の可能性があります。
(2)メルボルン・成田線
メルボルン発の便は、6月18日(土)まで週2便(火曜日、金曜日)で運航、6月19日(日)から8月31日(水)まで週2便(火曜日、土曜日)で運航、9月1日(木)から9月30日(金)まで週3便(日曜日、火曜日、金曜日)で運航される予定です。
成田発の便は、6月18日(土)まで週2便(月曜日、木曜日)で運航、6月19日(日)から8月31日(水)まで週2便(木曜日、日曜日)で運航、9月1日(木)から9月30日(金)まで週3便(月曜日、木曜日、土曜日)で運航される予定です。
また、それ以降の運航予定については発表されておらず、減便や運休の可能性があります。
最新の運航情報は、以下の同社サイトをご確認ください。
○日本航空ウェブサイト
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220501_05/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220601_05/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220701_05/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220801_05/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220901_05/

3 カンタス航空
政府による規制の緩和を前提として、2022年後半より日本との間の国際線が再開する見込みが発表されています。
○カンタス航空ウェブサイト
https://www.qantas.com/au/en/travel-info/travel-updates/coronavirus/qantas-international-network-changes.html

4 ジェットスター
政府による規制の緩和を前提として、2022年より日本との間の国際線が再開する見込みが発表されています。
○ジェットスターウェブサイト
https://www.jetstar.com/au/en/travel-alerts

5 ヴァージン・オーストラリア航空
ブリスベン・羽田線について、同社ウェブサイトでは予約ができなくなっています。

(メール発信者)
在オーストラリア日本国大使館領事部
電話:02-6273-3244(代表)
FAX:02-6273-1848
メール:consular@cb.mofa.go.jp
大使館HP:https://www.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※豪州政府の政策等に関しましては、下記のサイトを参考にしてください。
豪州政府コロナウイルス専用サイト:https://www.australia.gov.au/
ACT政府コロナウイルス関連サイト:https://www.covid19.act.gov.au/
豪内務省コロナウイルス関連サイト:https://covid19.homeaffairs.gov.au/
豪内務省コロナウイルス関連サイト(日本語):https://covid19inlanguage.homeaffairs.gov.au/ja
豪保健省コロナウイルス関連サイト:https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert
※当館はACT(首都特別地域)を管轄しておりますが、それぞれの州政府の政策等に関するお問い合わせに関しましては、各総領事館にお問い合わせください。
在シドニー総領事館(NSW州、NT(北部準州)管轄)
https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在メルボルン総領事館(VIC州、SA州、TAS州管轄)
https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在ブリスベン総領事館(QLD州管轄)
https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在パース総領事館(WA州管轄)
https://www.perth.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

2022年5月22日日曜日

ケアンズ / 「ケアンズマラソン」7月に開催

 


2019年に記念すべき第1回大会を迎えた「ケアンズマラソン・コミュニティーランフェスティバル」。

国内外から約2,300人のランナーが参加するケアンズマラソンは、フルマラソンの他に、リレーマラソン、ハーフマラソン、10kmマラソン、5kmマラソン、5kmウォーク、2kmファンマラソンなど色々取り揃えています。
今年第3回大会は、2022年7月17日(日)に開催されます。

※「ケアンズマラソン」公式サイト
 https://www.cairnsmarathon.com.au/




2022年5月20日金曜日

オーストラリア / 「新型コロナウイルス」に関する最新情報

 オーストラリアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、各州の状況をお知らせいたします。


なお、オーストラリア政府は入国制限の緩和をさらに進め、2022年4月17日以降、オーストラリア入国前のPCR検査による新型コロナウィルスの陰性証明書の提出義務が廃止されました。

■ オーストラリアに入国できる条件
2022年2月21日以降、以下の条件を満たす旅行者は、オーストラリアに入国することが可能となりました。

* オーストラリア保健局(TGA)によって承認されたワクチン接種を完了していること
* オーストラリアに入国できる有効なビザを所持していること
* デジタル乗客宣言(DPD: Degital Passenger Declaration)を出発72時間前までに提出すること
* 出発前3日以内に行われた新型コロナウィルスの検査で陰性であること

■ オーストラリア入国後の隔離、検査規定
オーストラリアには6つの州と2つの準州からなる連邦国家であり、各州・準州政府が強い権限を持っています。
オーストラリア到着後の入州・隔離・検査規定はその州・準州政府が決定、各州・準州により異なり、また国内・海外からの入州でも異なりますので注意が必要です。

以前は州・準州によって大きく異なり、厳格な隔離、検査規定を設けていた州・準州もありましたが大幅に緩和され、ワクチン接種完了者は隔離無しで入州可能になっています。
最も厳格で国内の他州に対しても州境閉鎖を行っていた西オーストラリア州も、2022年3月3日よりワクチン接種完了者は隔離無しの入州が認められました。

● 州・準州ごとの到着後隔離・検査義務
下記の州境移動の制限は、空路で到着するワクチン接種完了者に対する制限内容となり、陸路での入州、ワクチン接種を完了していない人に対しては、別途制限があります。
何れの州もオーストラリア連邦政府の定めた、オーストラリア入国条件を満たした上での、追加の入国条件、行動制限となります。

州によっては、到着後に迅速抗原検査(RAT)を実施することが義務付けられておりますが、検査キットはTGA(オーストラリア保健局)が承認した検査キットである必要があります。

※オーストラリアで承認されている新型コロナウィルスの迅速抗原セルフテスト
 https://www.tga.gov.au/covid-19-rapid-antigen-self-tests-are-approved-australia

◎ ニューサウスウェールズ州 (シドニーなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* ニューサウスウェールズ州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。

◎ ビクトリア州 (メルボルンなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* ビクトリア州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
 (PCR検査でも可)
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。

◎ クイーンズランド州 (ゴールドコースト、ケアンズなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* クイーンズランド州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。

◎ 西オーストラリア州 (パースなど)
〔国内から到着〕
* G2G PASSのオンライン登録を行うこと。
* 3回接種資格がある人は3回の接種を完了していること。
 (3回接種の資格がない場合は2回接種完了)
〔海外から到着〕
* G2G PASSのオンライン登録を行うこと。

◎ タスマニア州 (ホバートなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
 隔離・検査義務なし。

◎ 南オーストラリア州 (アデレードなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* 南オーストラリア州到着後、24時間以内にPCR検査を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。

◎ ノーザンテリトリー準州 (エアーズロック、ダーウィンなど)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
 隔離・検査義務なし。

◎ オーストラリア首都特別区 (キャンベラ)
〔国内から到着〕
 隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* オーストラリア首都特別区到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
 (PCR検査でも可)
* 陰性結果が出るまでは自宅で隔離を行うこと。

---
■ オーストラリア国内感染者数
5月15日時点のオーストラリア国内の新型コロナウイルスの感染者数、及び死者数は以下の通りです。

* オーストラリア現感染者数: 372,452名
 オーストラリア首都特別地域(ACT) --- 6,135名
 ニューサウスウェールズ州(NSW) --- 137,561名
 ノーザンテリトリー準州(NT) --- 1,980名
 クイーンズランド州(QLD) --- 40,671名
 南オーストラリア州(SA) ---24,553名
 タスマニア州(TAS) --- 5,982名
 ビクトリア州(VIC) --- 73,727名
 西オーストラリア州(WA) --- 81,843名

※オーストラリア政府保険局 コロナウィルスの現況と症例者数
 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

以上、ご注意ください。