2019年11月18日月曜日

在ケアンズ領事事務所  風疹

●最近、ケアンズ,マリーバ及びQLD州南東部及びで麻疹(はしか)が流行しており、保健当局が警報を発出しています。
●最新情報の入手に努め、感染予防及び適切な受診に努めて下さい

QLD州保健当局は、ケアンズ,マリーバ及びQLD州南東部において麻疹への感染が確認されているとしており,同地域の滞在者及び滞在予定者等は、症状に注意する必要があり、症状が出た場合、特に病気に対する免疫が不明な場合は、早期に医師の診察を受ける必要があるとして警報を発出しています。

麻疹は、空気感染する発疹性のウィルス感染症で、感染力が極めて強い感染症です。潜伏期間は10日から12日で、症状出現より前からも感染力があるといわれています。とくに、免疫力の低い、小児(予防接種未接種者)・妊婦・高齢者・癌患者に発病率が高く、重篤化しやすい傾向にあります。主な症状は、発熱、咳、鼻汁、発疹などです。肺炎や脳炎に移行することがあり、医療先進国でも患者1000人当たり1名の死亡があると推計されています。
対策として予防接種が有効ですので、過去の予防接種歴の確認と、必要により追加予防接種を検討してください。また、保健省や州保健当局からの注意や警報に従い、ご自身・家族の行動確認を行うとともに、感染の疑いがある場合には医療機関への連絡等を行って下さい。また、国外への渡航時には、行き先の感染症情報と自身の予防接種歴の確認もお願いします。
なお、感染拡大防止のため、病院の受診前には、まずは電話にて担当医へご相談下さい。

<参考情報>
QLD州保健当局HP
https://www.health.qld.gov.au/news-events/health-alerts/measles

厚生労働省(日本)HP
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

国立感染症研究所(日本)HP
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

0 件のコメント:

コメントを投稿