2022年7月29日金曜日

2027年W杯は豪州で開催!/豪州ラグビー通信

国際統括団体のワールド・ラグビーは5月12日、2027年ワールド・カップを豪州で開催することを正式に発表した。
豪州での単独開催は03年以来24年ぶり2回目となる。また、女子大会においても発表があり、29年には初めて豪州で開催することが決まった。25年の女子大会がイングランド、31年の男子大会、並びに33年の女子大会のいずれもアメリカ開催となることも同時に発表している。

 前回の豪州大会(03年)では、自国開催となった豪州代表ワラビーズが決勝まで勝ち進み、惜しくもイングランドに敗れ準優勝となったが、、大いに盛り上がった大会だった。

 ワールド・カップの歴史で、エリス・カップ(優勝カップ)が北半球に渡ったのは同大会のみであり、それ以外は全て南半球の強豪、ニュージーランド、南アフリカ、そして豪州で分け合っている。

 実はこの03年大会の時は、豪州は唯一、2度の優勝(1991年、99年)を成し遂げており、ワールド・カップ史上初の連覇と3度目の優勝が懸かっていた大会でもあった。
延長戦にもつれ込む大接戦の末に敗れたが、世界のラグビーをリードする存在であったことには間違いない。

 しかしその後、ニュージーランドが連覇と3度目の優勝(87年、2011年、15年)を成し遂げ、前大会で南アフリカも3度目の優勝(1995年、20 07年、19年)を飾ったことから、現在ワラビーズはライバルたちに後れを取る形となってしまった。

 国内での人気の低迷も気になるところであるが、まずは来年のフランス大会での活躍に期待したい。

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