シドニー郊外・ブルーマウンテンズ地区、一般旅行者が多く訪れるカトゥーンバ近くのRuined Castle(ルーインド・キャッスル)にて発生している山火事(ブッシュファイヤー)の現在の状況をお知らせいたします。
山火事はその後も延焼を続け、現地時間本日12月19日(木) 午前11:00時点で9,527haまで広がっております。
本日のカトゥーンバの最高気温は35度、明日は31度、そして明後日の土曜は41度と非常に高い気温が予想され、山火事の更なる悪化が懸念されています。
これを受け、ブルーマウンテン国立公園管理事務所は、12月22日(日)までブルーマウンテン国立公園の全面閉鎖を決定しております。
ただし、一般の旅行者が訪れる展望台の多くは、一般道路からアクセスの良い国立公園外に設置されており、またカトゥーンバ、ルーラなどの町、シドニー市内からの幹線道路も国立公園の外に位置するため、国立公園の全面閉鎖の影響は受けません。
しかしながら、ブルーマウンテン国立公園外を管轄するブルーマウンテン地区評議会は、本日12月19日よりエコーポイントを除くすべての展望台、保護区の閉鎖を決定しました。
エコーポイントは現時点ではオープンしておりますが、今後山火事の状況により閉鎖される可能性があります。
■ シーニックワールドの状況
シーニックワールドのスカイウェイ、レイルウェイ、ケーブルウェイは、全て運行されております。一方で再開されていたボードウォーク10分コースは、本日12月19日は閉鎖となっており、レイルウェイ、ケーブルウェイは、それぞれ往復のみ乗車可能ですす。
シーニックワールドは国立公園外となり、また民間運営の施設であるため、ブルーマウンテン国立公園管理事務所、ブルーマウンテン地区評議会の決定とは異なります。
シーニックワールドが独自に消防当局と綿密な協議を行い、来訪者の安全を第一に考慮し、施設の開閉、乗り物の運行の可否を決定しています。
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■ シドニー市内の状況
朝より徐々に煙が市内に流入し、煙たさや焦げ臭さを感じるようになっています。
視界を表し、煙たさ・焦げ臭さの目安となるVisibilityの指数は、昨日まで33以下の「Very Good」となっておりましたが、本日12月19日 14:00時の時点で394と非常に高くなっております。
PM2.5の値も朝より上昇し、本日12月19日 14:00時の時点で221となり、非常に大気質が悪い状態となっています。これを受け環境局は、心臓病または肺疾患のある人、高齢者、および子供は屋外での運動を避け、その他の人も長時間または激しい運動を減らすよう、再び警告を発出しております。
現在当該地域にご滞在中、また近日中に訪問予定の方は、引き続き最新情報に十分ご注意ください。
★ 参考:
* オーストラリア気象局(BOM) 公式Twitter
https://twitter.com/BOM_NSW
* シドニー近郊の山火事発生状況
https://www.rfs.nsw.gov.au/fire-information/fires-near-me
* シドニー近郊交通規制状況
https://www.livetraffic.com/desktop.html
* ブルーマウンテン・ガゼット
https://www.bluemountainsgazette.com.au/
* ブルーマウンテン地区村議会
https://www.bmcc.nsw.gov.au/
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